カティンの森

続きまして〜、「カティンの森」を見ました。
この映画が公開されたのは去年の12月で、基本的には上映は終了していてDVDまで発売されています。けどまだちらほら上映している劇場がある感じ。この映画も、公開当時は特に興味なかったんだけれど、少し前にポーランドの大統領を乗せた飛行機が墜落したじゃないですか。アレはこの映画で描かれている「カティンの森事件」の追悼式典にいくところだったらしいんですね。そこから派生して興味を持ったという感じ。
カティンの森事件wikipediaで調べると「第2次世界大戦中にソ連のグニェズドヴォ近郊の森で約4400人のポーランド軍将校、国境警備隊員、警官、一般官吏、聖職者がソ連の内務人民委員部(NKVD)によって銃殺された事件」となっています。映画の内容自体は、特にドラマティックなことがあるわけでもなく、スカッとするシーンがあるわけでもなく、ただ淡々とポーランド将校が連行されていく様と、その家族を描いております。物語後半はソ連とドイツが互いに責任をなすりつけ合う中での遺族やら生存者やらの生き様をこれまた淡々と描いております。そんな映画だけれど、不思議と退屈はしないんだよねー。あと、エンドロールが無音でした。音楽なし。エンドロールが無音の映画って初めて見た。
こういう映画を見るたびに思うのは、自分は歴史を知らないなと言うこと。理系まっしぐらだったのもあるが、中学や高校生当時は世界史とかまったく興味なかったけれど、大人になってみて、特に近代史については「あの頃もっと勉強しておけば」と思うことがしばしばあります。ヨーロッパの歴史について知らなさすぎる。まあ、歴史に限らず、学生の頃よりも今の方が勉強に対する欲求は強いですよね。