NHK技研公開2008

NHK技研公開2008

ビクターのD-ILAによるスーパーハイビジョン映像が見られると聞いて見に行ってきた。最終日でそれなりに人がいた。
スーパーハイビジョンはカメラ、エンコード、放送波にのせて伝送、デコード、と順を追って展示されていた。解像度は7680×4320の3300万画素。ハイビジョンの縦4倍、横4倍で16倍の情報量。表示デバイスが追いついてないってことで、4K2Kの液晶に圧縮して表示してた。それでも十分に精細。映像は16分割され、16台のエンコーダーH.264AACに圧縮、アナログ停波後に使用可能なBSチャンネルを使った高度BSデジタル放送でもって伝送するんだとさ。音声は22.2chとか。アホみたいなチャンネル数。上層9ch、中層10ch、下層3ch(前方のみ)にLFEが2ch
その後にスーパーハイビジョンシアターでもって大画面の映像を見た。実際凄い。さらにすこし先には広ダイナミックレンジのスーパーハイビジョン映像が。画面サイズは小さいが、ダイナミックレンジが半端じゃない。110万対1ですってよ奥さん。黒浮きとか無し。もうほぼ黒。あれは凄い。これもビクターのD-ILAプロジェクタ。
その他にも立体映像だとか薄型スピーカーだとか合成技術だとか色々あってだいぶ楽しめた。普通にまわって2時間半くらい。じっくり見たらもっとかかるね。不祥事が続いたNHKですけど、こうやって頑張って研究している人たちもちゃんといるってことですな。