ハロプロアワー #10

松浦亜弥スペシャルということで、「松浦亜弥スペシャルライブ in 上海」の様子を放送。ライブ内容そのものよりも、ライブに望む松浦亜弥に焦点を当てたドキュメントになっていた。大人の事情なんかで谷村新司が登場した『風信子』とかは無理かなと思っていたが、思ったよりライブ映像が少なくてちょっと残念。けどこれはこれで面白かった。
シンプルな編成のバンドでステージ演出にも凝らずに、本当に歌で勝負する感じのステージ。もう俺が見たい松浦亜弥のステージに結構近いのだが、おそらくこれを日本でやってもこんな感じにはならないんだろうな。日本でやるなら、ディナーショーみたいに完全に会場から雰囲気作ってしまうか、春ツアーみたいに着席させて聴かせる演出にするしか手はないのだろうか。
「アイドルではなくアーティストとして」というようなナレーションが入っていたが、映像をみた感じだとやはりアイドル寄りに捉えられているように感じる。それをなんとなく感じたのは『渡良瀬橋』のラストで、まっつーがマイクを外して歌い始めた時。おそらく本人はマイクを通さずに、自分の声を、歌をダイレクトに聴いて欲しくてそうしたのだと思う。けれど、観客の多くは聴くことよりも一緒に歌うことを選んでしまい、結果、彼女の声は会場の歌声に埋もれてしまった。一度、口の前に人差し指を立てて「静かに聴いて」というようなジェスチャーをしたが、これも効果なし。考えすぎかも知れないが、この反応からアーティストとしてよりも、アイドル寄りに捉えられている感じた。ここに限って言えば、日本のマジヲタのほうがまっつーの意図を察して静かになるような気もするw
そうは言ってもあの編成で、あの雰囲気でのライブは見てみたい。けれどアレを見るためには上海相当の場所まで行かないと無理ってのが現状なんだろうか。まあ、今日本でやっているライブが悪いわけじゃなし、あれはあれで楽しいんだけれど、わざわざこういう機会を設けて放送までしたってことは、今後松浦亜弥が進む方向性についてそれなりに日本のファンに伝えたいことがあったのではないかなと思うのであった。
あとどうでもいいけれど「たいせい」って表記は新鮮w