The BEST of Japan

柴ちゃんとおそろいのピアス

先日発売された、『モーニング娘。コンサートツアー2004春 The BEST of Japan』のDVDをようやくちゃんと見た。
仕様は、16:9で音はリニアPCMのみ。ちょっと前まではDVDが出るたびに仕様が変わっていて、4:3になったり16:9になったり、dtsを入れてみたりドルデジの5.1を入れてみたりしてたが、なっちの卒コンあたりから画面は16:9スクイーズ、音はリニアPCMのみ、と定まったようだ。個人的にもこの仕様が一番いいと思う。アップフロントワークスの作るマルチチャンネルはダメダメで、変に音が後ろ飛んだりして、実際のライブではあり得ない音作りで気持ち悪いので、あんなマルチチャンネルならない方がマシである。それよりもリニアPCMを素直に5chステレオで鳴らした方がよっぽど臨場感がある。
このツアーはさいたまだけしか行っていないが、大阪と名古屋も行けばよかったなあと思わせるほど内容的に良かったので、DVD発売が待ち遠しかった。内容は『LOVEマシーン』や『恋愛レボリューション21』がなかったりと今までとはちょっと違う感じだが、現在のメンバーを考えると最近の曲中心の方がしっくりくるのも事実。基本的に最終公演(5月2日夜公演)の映像が中心だが、ところどころ昼と混ざっている感じのカットがある。
今回は初のセンターステージということで、パッと見だと今どの方向のステージが映っているのかわからない。実際にライブへ行った人なら曲とメンバーのいる位置とでなんとかわかるかも知れないけど、このDVDを見ただけだとステージをどういう風に使っているのかまではわからないだろうな。そういう意味では凝ったステージ構成だっただけにもったいない。欲を言えば、2枚組になってもいいからマルチアングルで、今の映像に引きの画とアップを加えてくれたら最高だった。まあ、無理だろうけど。
こういったDVDの良いところは実際の会場では遠かったりしてわからない部分が見えるところだ。ラジオで言っていた石川さんの尋常でない汗とか、柴ちゃんとおそろいのピアスをしているところとか、よく見てみると新しい発見があって面白い。
残念なのは、特典映像がないところ。クレヨンで描いてくれよんのコーナーとかはもう片方の映像を入れて欲しかった。
けどまあ、全体的に満足度の高いDVDだな。