スウィングガールズ

2週前に見たデビルマンがあんまりだったので、本来見たかったスウィングガールズを観てきた。
これ、面白い。今年劇場で見た映画の中で今のところ一番好き。ジャズ好きは見た方がいい。いや、見るべき。見ろ。
まあ、コメディなのでツッコミ所はたくさんある。そんなバカなって感じの展開もなくはない。けれどそういうのも含めて単純に面白い。
音楽的にも、ジャズにあまり興味がない人にもわかりやすいく、ジャズを聴いてみようかなという気にさせる。劇中で使われている曲も『A列車で行こう』、『Moonlight Serenade』、『in the mood』など、ジャズを知らない人も聴いたことのある有名曲が多く、入りやすい。なにしろものすごく楽しそうだからね。ジャンルとしてジャズがダメならしょうがないが、ジャズは好きだけどこんなのジャズじゃねーよ、なんて言うようにはなりたくないね。
出演者で気になったのはやっぱりトロンボーン眼鏡っ娘、関口香織役の本仮屋ユイカだ。かわいい。覚えておこう。あとは、NHKの『ラストプレゼント』でなっち演じる京子の恋人吉郎の父親役だった小日向文世とか、『17歳 旅立ちの二人ふたり』で石川さんの里親役の渡辺えり子とか。やっぱりハロー絡みで見てしまう自分かちょっと悲しい。あと谷啓みたいな本物をチョイ役で使ったり、贅沢ですね。
というわけで、結構満足したわけだが、欲を言うとメンバーがジャズの楽しさを知っていく過程をちょっと端折りすぎかなと。他にも、一度去ったメンバーが再び加わる過程ももう少し描いて欲しかったりとか。その他主人公2人の関係や、先生2人の関係など、物足りない部分もある。ラストはバサッと終わるけどあれはあれでいいかな。
DVD出たらたぶん買うねこれ。